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2013年04月19日

龍光の『氣の心を今に』~沖縄の4月の行事と「空塾」開講について

龍光の『氣の心を今に』第29回

しばらくの間、観音アート展のためにお休みさせていただきました。
今月は沖縄では清明(しーみー)祭浜下りなど行事が多いですね。
沖縄に移住して8年目を迎えますが、最初に沖縄のお墓の大きいのに驚きました。
お墓の前で大勢の人々が集い、重箱に詰めた料理や餅、果物、お菓子などを供えて、盛大に祖先の霊を供養されているのを見て、楽しそうで、本土にはない風習だと感じました。

清明祭は二十四節氣の清明(今年は新暦の4月5日)の日から穀雨(新暦の4月20日)までの間に行われる行事で「シーミー」と呼ばれているそうです。一族の門中(ムンチュー)(父系の血縁集団)が祖先の墓に集い、ござを敷いて、供え物を飲食しながら談笑されているのを見かけますが、今では季節の風物詩としてTVなどでも紹介されていますね。
清明祭は本島の中南部で盛んですが、北部では自宅の仏壇に供え物をして拝むだけという地域も多く、久米島、宮古島、八重山地域などでは、墓参りはしないで、そのかわり旧暦の1月16日のジュールクニチ(後生の正月)に墓前にて祖先の霊を供養するそうです。
お供え物は、重箱は肴(煮しめや揚物、カマボコ料理を)、餅と重箱に詰めた御三味一組、肴と餅を各二段ずつ、そして打紙(沖縄の独自のもので、あの世のお金とされている)、土地の色をした打紙には、土地の神様への感謝の心を表します。この打紙を燃やし、祖先の魂と自然の神様である土地との魂の調和を目的とし、あの世の祖先の魂が光り輝けるように願うのが清明祭の拝みだそうです。
今帰仁村、古宇利島の神女 渡具知綾子さん著「沖縄の年中行事」には詳しく記述されています。渡具知綾子さんとは不思議なご縁で、7年前にお会いし、経営されている「名護曲レストラン」で琉球料理を30年近く開業されながら、神女としての天命を勤めておられます。古宇利島の神女として、神様の声を伝え、神様の教え、天界からのメッセージと沖縄の精神文化を伝えておられるすばらしい方です。現在でも古宇利島にあるスルル洞で黒龍神からのメッセージを伝えておられます。

さて中国では清明を「掃墓節」とも「踏青節」とも言われて、春の野山を散策し、若草を踏みつつ、萌え出る春の季節を楽しんでいますが、唐代の杜牧の詩に「清明時節雨粉粉」と清明の頃は雨ばかりと書かれています様に、昔から清明の時期は雨が多いので天氣予報を氣にしながらの行事ですね。

又今月の行事の中で、海浜に下りて災厄を払い清める「浜下り」の行事も楽しいですね。
旧暦の3月3日(今年は4月12日)で、古代の人々は古代原始の海から進化してすべての生命が誕生したことを悟り、海の龍宮の神様に感謝し、生命のエネルギーを頂くのが浜下りの行事と言われています。一年中で潮の干潮の差が一番大きい旧暦の3月3日を浜下りの行事として選んだそうです。海は母なりと考えられて、浜下りは女の節句とされています。古代から現代まで、変わることなく海の恩恵を受けて生かされています。
海は陸地から流れてくるすべてのものを受け入れて、汚れた川の水や、原子力発電の事故による放射能まで浄化しています。私達人間も「心は大海の如く」広く大きな心をもって生きることが大切ですね。

沖縄の行事は、自然の法則の中からも人としてどう生きるかを示しています。
見えない風は木を動かし、見えない徳は人を動かす、その力は心なり
心の目を開き、神様の道理やその意味に氣づいて生きてゆくことが幸せの道なのですね。

「氣の心を今に」を読んでいただきありがとうございます。
5月より「空塾」を開講します。ご興味ある方はご案内しますので、以下のアドレスまでメールしていただければ幸いです。
ryuko.lon@ezweb.ne.jp


2013年4月17日 龍光




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Posted by るんなむ at 17:23│Comments(0)氣の心を今に
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